Google Chromeのパスワード管理に障害、保存していたパスワードが消える

Googleは「Google Workspace Status Dashboard」において、2024年7月24日22時半過ぎから25日16時半ごろ(協定世界時)までChromeのパスワードマネージャーが正常に動作しなくなったと報じた。影響を受けたユーザーは保存していたパスワードが消え、パスワードを保存できなくなったと報告している。

パスワードが消えた原因

Googleは今回の件の根本原因を次のように説明している。

予備分析から問題の根本的な原因は、適切な機能保護なしに製品の動作を変更したことにあると判明した。Googleのエンジニアは修正プログラムを展開することで問題を軽減した。今後数日以内に完全修復し、根本原因を明らかにする。

現時点では暫定的な修復ではあるものの、問題は解決したと説明している。また、影響を受けたユーザーに対し、修正を有効にするためChromeを再起動するように推奨している。
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パスワード管理障害の影響

Googleは影響を受けたユーザーのパスワードについて、消去ではなく発見できなくなったと説明している。つまり、パスワードは消去または保存できなくなったわけではなく、実際は検索に失敗して表示できなくなっただけとみられる。

今回の件は発生から約18時間後に解決した。WindowsのChrome バージョン127を使用していたユーザーの約2%に影響を与えたとされ、他のプラットフォームには影響はなかったとされる。

情報元
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240729-2994038/