Adobe Acrobat Pro DC 2024.002.20965 リリース

Adobe Acrobatは、 アドビが開発する、Portable Document Format (PDF) ファイルを作成・編集・加工・管理するためのソフトウェアである。PDFはオープンフォーマットなのでPDFを作成するソフトウェアは数多く存在するが、AcrobatはPDFの作成だけでなくより多くの機能を備え、活用するためのツールとして提供されている。
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Adobe Acrobat Pro DC 2024.002.20965

Version 2024.002.20965
Released Jul 23, 2024

Noteworthy changes / Bug fixes

コメントパネルの UI の更新

新しいリリースでは主に、コメントパネルの UI が更新され、使いやすさと見やすさが改善されています。PLC/コメントタイルの洗練された外観、更新されたカラースキーム、さらにインタラクティブなホバーエクスペリエンスが導入されています。選択したコメントパネルには、追加の情報や機能が表示され、デスクトップメニューが簡略化されました。返信ボックスが強化され、見やすさが向上しました。これらのアップデートは、より効率化された最適なユーザーエクスペリエンスの提供を目的としています。

既読および未読コメントを識別するためのエクスペリエンスの向上

Acrobat では、未読コメントを簡単に識別できるようになりました。表示画像またはアバター上の青のドットを見つけるだけです。この新機能を使用すると、文書内の未読コメントを素早く識別し、効率的に管理できます。

Acrobat のデスクトップに、PDF のコメントパネルが開きます。PDF には複数のコメントがあります。未読のコメントには、アバターの上に青のドットが表示されます。既読のコメントの 1 つがハイライト表示されます。

レビューファイルのコメントの元に戻すとやり直しのサポート

Acrobat デスクトップ版のレビューファイルのコメントに対して、元に戻すとやり直し機能が使用できるようになり、オーサリングツールのユーザーエクスペリエンスと統一されました。以前は、元に戻す機能はローカルファイルのコメント作成でのみ使用可能でした。

主な機能強化には、以下が含まれます。

  • コメントの追加と削除での元に戻す機能のサポート(ノート注釈、ハイライト、描画)。
  • 削除したコメントを復元する一括の元に戻す機能。
  • 複数のコメントおよび削除を効率的に処理します。コメントと削除は順序正しく管理され、最新のものが優先されます。
  • 他のユーザーが作成したコメントは、編集または元に戻すことはできません。
  • コメントの解決アクションの元に戻すとやり直し。

これらの変更により、ローカルファイルのコメント作成との一貫性を達成し、レビューファイル固有の問題に対応します。

ローカルファイルでのコメントの元に戻す/やり直しエクスペリエンスの改善

  • 新規作成されたコメントを 1 回のアクション(Ctrl + Z またはツールバーアイコン)で元に戻したりやり直しができるようになりました。
  • ノート注釈、ハイライト、下線、取り消し線、描画注釈を含むコメントの作成、削除、および編集の元に戻すまたはやり直し作業の安定性を改善しました。

Outlook で返信する際のファイルの添付

ユーザーが返信する際に、ファイルをリンクとして添付できるようになりました。これにより、Outlook での制限を克服し、共有のユーザーエクスペリエンスが向上しました。

Outlook が開き、電子メールへの返信時に PDF リンクを含めるオプションがハイライト表示されます。

コメントのフィルタリング操作の改善

ユーザーは、投稿日時のライブフィルタリングカウンターを表示できるようになりました。これにより、フィルターの適用方法がさらに分かりやすくなりました。

Acrobat でコメントのフィルタリングパネルが開きます

コメントの下書き状態のサポート

Acrobat の今回のリリースでは、コメントを追加するユーザーエクスペリエンスが強化されました。ユーザーは、コメントを下書き状態のままにしても、コメントを失くしたり、誤って投稿したりすることなく、文書の他の部分へと安全に移動できます。

コメントは、コメントボックスで「投稿」を選択するか、Ctrl + Enter キー(Windows)またはCommand + Return キー(macOS)を押した場合を除き、下書き状態のままとなります。

コメントパネルのコメントボックスの下に、プロからのヒントがハイライト表示されます。

最新リリースでは、次のようにコメント作成エクスペリエンスが変更されました。

  1. 作成したコメントを投稿しなくても、文書の他の場所に移動したり、コメントに含めるテキストをコピーしたりできるようになりました。コメントは、投稿するまで下書きモードのままとなります。
  2.  コメントが下書き状態の時に注釈を追加した場合、コメントをキャンセルまたは投稿するかどうかを確認するプロンプトが表示されるようになりました。
  3. 下書き状態のコメントを含む文書を閉じる場合、キャンセル、終了、または投稿して終了するオプションを含むポップアップ通知が表示されます。
  4. ファイルを保存すると、下書き状態のコメントが投稿され、ファイルが保存されます。共有すると、下書き状態のコメントが投稿され、ファイルが保存され、共有ワークフローが開きます。

編集ワークフローでの署名の依頼

この機能を使用すると、編集ワークフローの「署名を依頼」オプションがユーザーに表示されるようになります。この機能は現在、デフォルトでオフになっています。完全に実装するかどうかは現在検討中で、再確認する予定です。

共有中の署名の依頼

契約書として識別された文書を共有する際に、電子サインを依頼できるようになりました。Acrobat で「共有」ボタンを選択し、「電子サインを依頼」を選択します。

文書を共有する際に、電子サインを依頼します。共有パネルが開き、「電子サインを依頼」オプションがハイライト表示されます

文書メッセージバーを使用した電子サインの依頼

入力と署名ツールがクイックツールを使用して文書上に配置されている場合に、文書の上部にある文書メッセージバーの「署名を依頼」により、ユーザーが「署名を依頼」をすぐに見つけられるようになりました。

Acrobat で文書が開き、「電子サインを依頼」オプションを含む文書メッセージバーがハイライト表示されます。

電子サインパネルの機能強化

ユーザーの理解を向上するために、電子サインパネルが再設定されました。ツール選択のエラーを減らすために、署名タスクに関するユーザーの意図に合わせて設定を変更しました。

特に入力と署名ツールがクイックツールを使用して文書上に配置されている場合に、「電子サインを依頼」ボタンが文書の上部に移動されたため、より見つけやすくなりました。

クイックツールを使用して、他のユーザーを招待して署名を依頼

ユーザーは、署名ツールグループのクイックツールを使用して、他のユーザーを招待して署名を依頼できるようになりました。この機能強化により、署名を追加した後でも簡単に署名の依頼を追加できます。

Acrobat のクイックツールで、他のユーザーを招待して署名を依頼するオプションがハイライト表示されています

シングルクリックのコンテキストツールバー

シングルクリックのコンテキストツールバーにより、ビューアー内の入力と署名エクスペリエンスが強化されました。このツールバーには「署名を依頼」ボタンも含まれており、ユーザーは必要に応じて署名を簡単に依頼できます。

コンテキストツールバーの「テキストを追加」オプション

コンテキストツールバーの「署名を依頼」オプション

アップデート情報元ページ
英語
https://helpx.adobe.com/acrobat/using/whats-new.html

日本語
https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/using/whats-new.html

公式サイト
https://www.adobe.com/jp/