YouTubeは、多くの方になじみのあるオンラインの動画共有プラットフォームです。「ほとんど毎日YouTubeを見ている」「好きなYouTuberがいる」などといった方も多いでしょう。
YouTuberの中には、テレビでも活躍する何千万人ものチャンネル登録者数を抱えたYouTuberだけでなく、コツコツ動画を投稿して毎月数千円~数万円のお金を稼いでいる人もいます。中には副業でYouTubeに投稿している、といった方もいるでしょう。
そこで今回は、YouTubeアカウントをもっている人の割合や稼いでいる額、今後の需要について解説します。
YouTubeで収入を得る方法
YouTubeで収入を得るといっても、その方法は複数あります。その一部が、次の5つです。
- 広告収入を得る
- ライブ配信をして投げ銭をもらう
- YouTubeチャンネルメンバーシップを活用する
- グッズ販売をする
- 企業と提携する
これらの中でも、もっともポピュラーなのは、広告収入を得る方法でしょう。「YouTubeパートナープログラム」の条件をクリアし参加することで、広告収入を得られるようになります。
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YouTubeアカウントをもっている人のうち動画投稿をしている人の割合
「YouTubeアカウント」とは、YouTubeを見る際に使うアカウントのことです。タブレットやスマートフォン・パソコンなど別の機器を使っても同じアカウントでログインすれば、登録したチャンネルや履歴を共有できます。
ファストマーケティングが全国18歳から59歳の男女9340人に行ったアンケートによると、YouTubeアカウントをもっている人の割合は、47.7%と半数近くに上ります。さらにそのアカウントを使って、動画投稿をして収入を得ている人は、10.1%でした。
YouTuberの収入
では、実際に動画投稿をしている人は、ひと月当たりいくらくらいの収入になっているのでしょうか?ファストマーケティングの行ったアンケート結果が表1です。
YouTubeの収益 | 割合 |
---|---|
~5000円未満 | 20.7% |
5000円~1万円未満 | 28.7% |
1万円~5万円未満 | 25.6% |
5万円~10万円未満 | 14.5% |
10万円~30万円未満 | 5.2% |
30万円以上 | 5.2% |
※ファストマーケティング株式会社「YouTuberの平均月収は「5,000円~1万円未満」が最多」を基に筆者作成
もっとも多いのは、5000円~1万円未満の28.7%です。5000円未満と合わせると、49.4%とほぼ半数となります。YouTuberになることは簡単ですが、稼ぐことは決して楽ではなさそうです。
今からでもYouTubeは遅くない?
今からYouTubeを始めても、遅くないのでしょうか? 株式会社サイバー・バズが2022年に発表した国内のインフルエンサーマーケティングの市場規模推計を表2にまとめました。
2020年 | 140億円 |
2021年 | 190億円 |
2022年 | 240億円 |
2023年 | 281億円 |
2024年 | 329億円 |
2025年 | 381億円 |
2026年 | 434億円 |
2027年 | 487億円 |
※出典:サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ
株式会社サイバー・バズによると、YouTubeの市場規模は今後も伸び続けるとしています。
ただし、YouTubeは比較的参入しやすいため、大きな収益を上げるためには研究と戦略が非常に重要になるでしょう。
今からYouTubeで収益を上げるなら戦略の立て方がカギ
「YouTubeアカウント」をもっている人のうち、10.1%がYouTubeに動画を投稿し収入を得ていることが分かりました。今後もしばらくは、インフルエンサーマーケティング市場は伸びていくことが予想され、今からYouTuberになって、成功する方もいるかもしれません。
しかし現状、YouTubeに動画を投稿している人の多くは、1万円未満の収入です。YouTuberは、比較的簡単になれるからこそ、収益を上げ続けるためには継続することや戦略を練ることが重要となります。動画を投稿するために費やす時間や労力、それにより得られる収入などを考慮したうえで始めましょう。