dカードは非通信事業の中核を担う。同社の2023年度金融決済取扱高13兆1200億円のうち、10兆円以上はdカードによるものだという。dカードの契約数は2024年3月末で1775万件と順調に伸びており、ゴールドカードの契約数は1065万件と全体の6割を占める。ゴールドカードは1万1000円(税込み)の年会費が入るため、他社クレジットカード会社に比べて「利益率はかなり高いほうだと思う」(前田社長)とした。
プラチナカードの年会費については回答を控えたが、「いくら使わないと入れないなどハードルが高いものではなく、気軽かつ手軽に入れるようなレベルのプラチナサービスにしたい」(前田社長)。dカードゴールドをリニューアルした2015年以降のクレジットカード収益の年平均成長率は23%。dカードプラチナの追加でさらなる拡大を目指す。