スイッチエミュレーター「Yuzu」約3億6,000万円の和解金支払いに合意―ウェブサイトも閉鎖へ ※3DSエミュレータ”Citra”も開発と配布を終了

任天堂がニンテンドースイッチの非公式エミュレーター「Yuzu」を提訴し、開発元であるTropic Hazeが召喚状に応じたとされていましたが、Tropic Hazeは任天堂の訴えをすべて受け入れるとの文書が裁判所への提出されたことがわかりました。

ウェブサイトも閉鎖

共同提出書類によると、Tropic Hazeは任天堂に240万ドル(約3億6,000万円)を支払うことに合意。さらに、Yuzuが「技術的措置を違法に回避するもの」であることも認め、Yuzuの開発作業を永久に禁止されることにも同意したとされています。Yuzuのコードや機能の配布の他、ドメイン名も停止。また今後、世界中で最終判決および永久差止命令の条件に拘束され、異議をとなえることも放棄するとしています。

なお、記事執筆時点ではウェブサイトもPatreonのページも公開されていますが、「Yuzu」のクリエイターの1人であるBunnei氏が、Discordでメッセージを公開。著作権侵害をするつもりはなかったこと、実際には、広範な著作権侵害につながっていたことがわかったこと、そのため、このような事態を放置し続けることはできないとの判断にいたり、Patreonアカウント、Discordサーバー停止、さらに間もなくウェブサイトを閉鎖するとしています。またこれらの行動が、すべてのクリエイターの作品の著作権侵害をなくすための小さな一歩となることを願っていると述べています。

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現時点では裁判所に申し立てを行った段階で、このあと裁判官の承認を得て和解が成立すると見られています。


yuzu、Citra公式サイトより

情報元
https://www.gamespark.jp/article/2024/03/05/139042.html