広告ブロッカーのブロックを本格化するYouTubeでも使える検出不能な広告ブロッカー「FadBlock」

YouTubeは広告ブロッカーをブロックするためのアンチ広告ブロッカーの展開を本格化しており、Adblock PlusやuBlock Originといった人気広告ブロッカーがYouTubeで機能しなくなっています。そんな中でもYouTubeで問題なく使えることをアピールしている広告ブロッカーが「FadBlock」です。

GitHub – 0x48piraj/fadblock: Friendly Adblock for YouTube: A fast, lightweight, and undetectable YouTube Ads Blocker for Chrome, Opera and Firefox.
https://github.com/0x48piraj/fadblock

開発者のPiyush Raj氏によると、FadBlockは広告を検知・削除できるように設計された広告ブロッカーです。インターネット上で表示されるコンテンツは技術的に「読み込まれる」ものですが、拡張機能としての基礎となるロジックを用いることで、この読み込みを終了時点まで早送りするというのがFadBlockだそうです。プロセス全体は非常に短い時間枠(通常は100ミリ秒以下)で実行されるよう最適化されており、スムーズで中断のないユーザーエクスペリエンスを実現しているとのこと。

FadBlockの広告ブロック機能が働いていない場合は、他の広告ブロッカーが機能している可能性があるため、ブラウザに入っている広告ブロッカーをひとつずつ無効化することが推奨されています。それでも広告ブロック機能が働かない場合は、ブラウザをChromeに変更して、同じテストを繰り返すようRaj氏はアドバイスしています。

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なお、FadBlockは教育目的で提供されているソフトウェアであり、免責事項には「いかなる場合においても、著者または著作権所有者は、契約行為、不法行為、その他の行為を問わず、ソフトウェアまたはソフトウェアの使用またはその他の取引に起因または関連して生じる、いかなる請求・損害・その他の責任に対しても責任を負わないものとする」と記されています。

また、Raj氏は「YouTubeがルールを変更し続けており、すべての広告ブロッカーを遮断しようとしているため、この種のプロジェクトを維持するには膨大な時間と労力がかかることを皆さんが理解できることを心から願っています。これに加えて私にはFadBlockとは別の仕事もあり、それに週80時間以上を費やす必要があります」と述べ、1回限りの少額の寄付を行うか、GitHubのリポジトリにスターを付けることを求めています。

情報元
https://gigazine.net/news/20231102-youtube-ads-blocker-fadblock/