Mozillaはこのほど、WebブラウザFirefoxの最新版となる「Firefox 117」をリリースした。The Registerは、「Firefox 117 gets killer feature: Automatic translation」において、このバージョンに新しい自動翻訳機能が組み込まれており、設定で有効にすることでGoogle ChromeのようにWebサイトのコンテンツの自動的な翻訳が可能になると伝えている。
従来のバージョンでも拡張機能を追加することでWebサイトの翻訳を利用できたが、新しい自動翻訳機能はWebブラウザ本体に組み込まれており、オフラインでも動作させることができる。
Firefox 117の時点では、自動翻訳機能はデフォルトで無効にされている。有効にするにはアドレスバーに「about:config」と入力して構成ページを表示し、「browser.translations.enable」の設定を探して、その値を「True」に変更する。変更後、Firefoxを再起動すると自動翻訳が有効になる。
翻訳機能を有効にする
自動翻訳が有効になると、システム言語とは異なる言語のWebページを表示した際に、アドレスバーの右側に翻訳ボタンが表示され、ページの翻訳を実行できる。ただし、残念ながら日本語への翻訳はまだサポートされていない。
アドレスバーからワンクリックで翻訳できる
オフラインで翻訳を使用したい場合は、あらかじめ辞書ファイルをインストールしておく必要がある。辞書ファイルのインストールは、設定ページの「翻訳」の項目で行える。
辞書ファイルをインストールすればオフラインでも翻訳可能に
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現在はデフォルトで無効化されているこの翻訳機能だが、次期バージョンのFirefox 118ではデフォルトで有効化される予定となっている。また対応言語も順次拡大していくとのことで、できるだけ早く日本語がサポートされることを期待したい。
情報元
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20230904-2762811/