Microsoftは現在、同社が提供するさまざまな製品に対してAI機能を導入することに力を注いでいる。まもなく正式リリースとされているWindows CopilotやMicrosoft 365 Copilotはその代表例である。Windows Centralは8月22日、「Microsoft might bring AI to apps like Paint and Photos」において、MicrosoftがペイントやフォトといったWindowsのデフォルトアプリに対してもAI機能の導入を実験していると伝えた。
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著者のZac Bowden氏は、独自の情報筋から入手した話として、MicrosoftがフォトやSnipping Tool、ペイントなど、いくつかのWindows 11のデフォルトアプリにAI機能を追加することに取り組んでいることが判明したと説明している。フォトアプリでは写真内の物体や人物を識別し、それを切り取ったり貼り付けたりすることが可能になる。Snipping Toolでは、スクリーンショット内のテキストを識別するOCR機能をAIで強化することに取り組んでいるという。
ペイントアプリでは生成AIを導入する実験が行われているとのこと。MicrosoftはBing Image Creatorによって生成AIによる高度な画像生成に成功しているが、これと同様の技術をペイントアプリに統合する計画のようだ。
これらの新機能はMicrosoftから公式に発表されたものではない。しかし、AIによる各種製品の高機能化を進める現在のMicrosoftの方針を考えれば、これらの取り組みはどれも自然な成り行きのように思われる。
Windows 11の次期バージョンであるWindows 11 23H2のリリース日はまだ発表されていないが、2023年の9月から10月の間になるものと予想されている。23H2ではいよいよWindows Copilotが正式リリースされる予定だ。2024年にはWindows 12の発表も控えているとされる。ユーザの生産性を向上させるためにMicrosoftがどのような形で製品にAIを統合してくるのか、まだ目が離せない状況が続いている。
情報元
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20230828-2757287/