2023年の世界スマートフォン出荷台数は過去10年間で最低になる、との予測を調査会社Counterpoint Researchが発表しました。Appleは、iPhone15の発売により販売台数が伸び、初めてメーカー別シェアで1位を獲得する可能性があります。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 2023年通年の世界スマホ出荷台数はここ10年間で最低の見込み。
2. iPhone15への買い替えキャンペーンが積極展開されると予想。
3. Appleは初めてメーカー別シェアで1位になる可能性。
2023年は過去10年間で最低の出荷台数に
Counterpoint Researchは、2023年通年(1月〜12月)の世界スマートフォン出荷台数は前年比6%減の11億5,000万台で、過去10年間で最低になると予測しています。
とくに、景気回復の動きが鈍い中国をはじめとするアジア、インフレが落ち着きを見せているにも関わらず消費者が買い替えに消極的な北米地域の落ち込みが顕著だ、と分析しています。
iPhone12からiPhone15への買い替えキャンペーンが過熱か
2023年第4四半期(10月〜12月)の北米地域の動向についてCounterpoint Researchは、iPhone12シリーズ(2020年発売)からiPhone15への買い替えを促すため、各携帯キャリアが積極的なプロモーションを展開すると予測しています。
また、中国市場をはじめ世界的にプレミアムやウルトラプレミアムと呼ばれる高価格帯のスマートフォンのシェアが拡大しており、Appleに有利な状況にあるとみられます。
アメリカでの販売が好調なら、Appleは年間出荷台数で史上初のメーカー別シェア1位の座を獲得する可能性がある、とCounterpoint Researchはみています。
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USB-C搭載の噂が注目のiPhone15、販売価格は上昇?
日本時間9月13日未明の発表が有力視されるiPhone15シリーズは、LightningポートがUSB-Cポートに置き換えられるほか、側面にアクションボタンを搭載し、Proモデルにはチタニウム素材が採用され、最上位モデルiPhone15 Pro Maxには光学ズーム性能の高いペリスコープレンズが搭載されると噂されています。
また、iPhone15シリーズは販売価格が引き上げられる可能性もある、と囁かれています。
日本では販売の主流が低価格モデルになっていると調査結果もありますが、例年、各携帯キャリアが新型iPhoneの発売への買い替えを促すキャンペーンを発表しており、各社のキャンペーンにも注目が集まりそうです。