高速道路をETCで利用する際には、ベースとなるクレジットカードから清算が行われています。そのカードの利用が限度額を超えていた場合、どんなことが起こるのでしょうか。
その場では問題はないが…
高速道路などを利用する際、料金所で停止することなく通行料の支払いが可能なETCはベースとなるクレジットカードから清算が行われています。クレジットカードにはその月の限度額が決められており、その範囲内でしか使うことができません。では、クレジットカードがその月の限度額をオーバーしている状態で、ETCレーンを通過しようとしたらどうなるのでしょうか。
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セゾンカードを展開しているクレディセゾンによると、「限度額を超えていても、ETCカードが有効期限内であれば問題なく通行できます」とのこと。これは同社のクレジットカードに限ったことではなく、全てのクレジットカードで同じです。
実は、ETCでは使っているカードが限度額の範囲内かどうかの照会は行われません。料金所では、通常のショッピングのようにカードが使用可能かの確認を短時間で取ることが困難だからです。そのため、ETCカードの有効期限など、基本的な情報だけが読み取られています。
ただ、限度額を超えても通れるからといって、そのまま通行を繰り返すのはよくないようです。最終的にそのクレジットカードが無効になる可能性もあるため、クレジットカード会社によっては、限度額オーバーで利用してしまった場合に連絡をするほか、一時的な限度額引き上げの申請を推奨している会社もあります。
なお、有効期限切れの古いETCカードで料金所を通過しようとすると、ゲートは開きません。場合によっては急停止による事故につながることもあります。カードの有効期限切れは特に多いのか、高速道路各社で別個に注意書きがされているほどです。手元にあるETCカードの有効期限を確認しておくことも重要です。