[東京 3日 ロイター] – 任天堂が3日に発表した2023年4─6月期の連結営業利益は前年同期比82.4%増の1854億円だった。「スーパーマリオ」の映画と「ゼルダの伝説」の新作ゲームが利益を押し上げ、同四半期としては過去最高益を更新した。
5月に発売した人気ゲームシリーズ「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」の新作が1851万本を売り上げた。米ユニバーサル・ピクチャーズと共同出資で制作し、4月に公開された映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のヒットも業績に寄与し、「マリオ」関連タイトルのゲームの販売も好調に推移した。
発売から7年目を迎える家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売台数は前年同期比13.9%増の391万台、ソフトウエアの販売本数は同26.1%増の5221万本に上る。
通期のハードウェア販売台数の1500万台目標は維持したが、10月には完全新作タイトル「帰ってきた 名探偵ピカチュウ」や横スクロールアクションゲーム「スーパーマリオブラザーズ」シリーズとして約11年ぶりの完全新作タイトルも投入する予定で、販売台数を押し上げると期待されている。
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24年3月通期の連結営業利益4500億円(前期比10.8%減)とする期初計画は据え置いた。IBESがまとめたアナリスト22人による予想平均値は4985億円だった。
(浦中美穂)
情報元
https://jp.reuters.com/article/nintendo-results-idJPKBN2ZE0EW