Windows 11のディスプレイ動作を改善、リフレッシュレートとバッテリ節約

Windowsパソコンの操作効率を上げる方法に、複数のディスプレイを接続して同時に使用することがある。広いディスプレイには多くのアプリケーションを配置できたり、一つのアプリケーションを広く使ったりといったことができる。同時にディスプレイに表示しておける情報も多くなる。小さなディスプレイと広いディスプレイを複数同時に使うのとでは、作業効率に大きな差がある。

Microsoftは「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 25915|Windows Insider Blog」において、Windows 11開発版で複数のディスプレイを使う際の機能を改善したと伝えた。今後配信される新しいバージョンのWindows 11では、これまでよりもディスプレイに関する取り扱いが向上するものと見られる。

「Windows 11 Insider Preview Build 25915」に取り込まれたディスプレイに関する主な改善点は次のとおり。

  • リフレッシュレートのロジックを改善し、それぞれのディスプレイのリフレッシュレートとディスプレイに表示されるコンテンツに応じてディスプレイごとに独立したリフレッシュレートを設定できるように変更。これはゲームとビデオ閲覧を同時に行うといったリフレッシュレートに依存するマルチタスクにおいて役に立つ
  • ダイナミックリフレッシュレート(DRR: Dynamic Refresh Rate)が有効化され、かつ、バッテリ節約機能も有効になっている場合に低いリフレッシュレートをキープするように変更。バッテリ節約機能が無効化されるまで高いリフレッシュレートには切り替わらない

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複数のディスプレイを使っている場合の動作が改善するのみならず、ノートPCを使っている場合にバッテリ駆動時の節電機能がより効果的になることも期待できる。この機能は、近い将来配信されるWindows 11のアップデート版に機能として取り込まれる見通し。