Microsoftは7月20日(米国時間)、「Office has a new default theme」において、Microsoft 365 Officeのデフォルトテーマが新しくなったと伝えた。フォント、カラーパレット、スタイル、線の太さなどが刷新されており、Word、Excel、PowerPoint、Outlookなどで新しく作成されるコンテンツに対して自動的に適用されると説明されている。
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変更となる主な内容は次のとおり。
- デフォルトのフォントをこれまでのCalibriから「Aptos」へ変更。Microsoftは新しいフォント候補としてBierstadt、Grandview、Seaford、Skeena、Tenoriteを試験提供し、最も反響がよかった「Bierstadt」を新しいフォントとして採用した。このフォントは名称を「Aptos」へと変更し現在の設定になっている。ナロー、セリフ、モノスペースなどさまざまなウェイトが提供されている(参考「Microsoft、ExcelなどのデフォルトフォントとしてCalibriに替わり「Aptos」採用 | TECH+(テックプラス)」)
- 人気のあるカラーパレットおよびデザイントレンドを調査し、すべてのOfficeアプリで使えるデフォルトのカラーパレットを作成。この新しいカラーパレットはグラフ、リスト、図形などさまざまな場面で使用される
- アウトラインのウェイトを増やすとともに、シェイプとラインの一貫性を改善しコントラストを向上させるなどし、デフォルトのアウトラインを変更
- WordおよびOutlookに関してはデフォルトのスタイルを変更し、より読みやすくプロフェッショナルに見える設定に変更
本稿執筆時点では、ベータチャンネルで提供されている次のプロダクトで新しいテーマを使うことができる。
- Win32 – バージョン2307 (Build 16626.20076) およびこれ以降のバージョン
- Mac – バージョン16.75 (Build 23071400) およびこれ以降のバージョン
- Android – バージョン16.0.16626.20076 およびこれ以降のバージョン
iOS版については今後の提供とされている。
この新しいデフォルトテーマは新しく作成されるコンテンツに適用され、すでに作成されているコンテンツに対しては何の変更も行われない。既存のフォントや設定は引き続き提供されるので、設定を変更することで既存のテーマと同じ設定を使うことも可能とされている。
情報元
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20230724-2732685/