身体に306個のCPUを巻き付け密輸しようとした乗客、アウト!

世界中で起こっている半導体不足は、スマートフォンや家電の製造が困難になったり、納品が遅れたり値上げに繋がったり、私たちの暮らしにも影響を与えています。

そんな中、中国広東省にある青島税関にて、乗客の男性が306個のCPUを身体に巻き付けて密輸しようとしたことが発覚しました。CPUも半導体が必要なので、密輸と深い関わりがありそうです。

歩き方が不審なCPUマン

事件が起こったのは、6月29日の16時ごろ。黒い半袖の男性が、税関にて無申告のゲートを通過しようとしたところ、歩き方が不自然だったことから呼び止められ、別室に連行されました。

男性の身体を調べてみると、おなか周りと太もも周りにいくつか小分けにされた包装が。それらはビニール製のフィルムとテープでグルグル巻きになっており、中を開けると大量のCPUが見つかったため、密輸対策部門に引き渡されたのだそうです。
こうした摘発は、課税対象となる製品を密輸しようとした場合や、あまりの大量っぷりに犯罪へと繋がる可能性が見出された場合にアウトとなります。この男性はそうした規定に引っ掛かったため、刑事責任に問われることになりました。

用途は何だったんだろう?

CPUはコンピューターの心臓部であり、これがないと稼働しません。

憶測の範囲を出ませんが、仮想通貨のマイニング用としてPCに組みたいけれど、半導体不足で価格が高騰しているから安く密輸したかったとか?

もしかしたら我々の預かり知らぬところで、何か犯罪に使われる予定だったのかもしれません。

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電子部品は密輸されがち

同税関では、最近でも450本のメモリースティックを身体に巻き付け申告を免れようとした男性や、原付バイクのバッテリーに1万7280個ものフラッシュメモリーを隠していた女性などの摘発例があります。

いずれも大量ですし、新品であれば廃棄するには惜しいブツばかりですよね。

モノにもよりますが、そういう押収品は競売法によりオークションに並ぶのだそうです。税関が運営するサイトで告知されたり、新聞や報道機関で情報を得られるというので、運が良ければ良い物を格安でゲットできるかもしれませんね。

情報元
https://www.gizmodo.jp/2023/07/cpu-smuggling.html