楽天グループは、「楽天市場」「楽天トラベル」「Rakuten Music」「楽天ブックス」「楽天モバイル」の購買データや調査結果を分析し、生活用品、食品、衣料品、書籍、旅行、音楽、通信などのジャンルから今夏のトレンドを予測した「楽天グループ 2023夏トレンド予測」を6月27日に発表した。今夏は約5人に1人が国内旅行を楽しむ傾向で、購買データでも外出や旅行、夏に向けたイベント関連商品など、外向きの需要が回復しているという。
今夏の過ごし方
約4人に1人が予算を増やす
クラウドソーシングサービス「楽天超ミニバイト」が実施した「今年の夏の過ごし方」に関する調査によれば、今夏の過ごし方は「国内旅行」(20.9%)が最も多く約5人に1人が計画しているとのこと。「今年の夏の予定に対する予算」をたずねたところ、約4人に1人(25.1%)が前年比で「予算を増やす(増える)予定」と回答しているという。一方、「動画配信サービスを観る」(7.8%)や「読書」(6.7%)も上位にランクインしているとのことだ。
このような状況から、楽天市場では流通額の前年同期比で「折りたたみ傘」が約1.7倍、「スーツケース」が約2.2倍、「浴衣(大人・子ども用)」が約1.8倍と拡大傾向。そのため、楽天グループではマスク着用ルール緩和後となる初の夏に向け、外出時に快適で楽しく過ごせる商品の需要が大きく回復すると予測している。
楽天トラベルにおける夏の宿泊予約では、19年比で約1.3倍とコロナ前を大きく上回るペースで推移。7~8月の予約数の傾向を日程別に調べたところ、7月の連休(海の日を含む3日間)と8月のお盆期間(山の日を含む6日間)の予約が19年比で約1.2倍に対して、7~8月のそれ以外の日程が19年比で約1.3倍と連休期間を上回る予約が入っているとのことだ。
「楽天市場」や「楽天ブックス」で販売が伸びたもの
このような結果を踏まえて楽天グループ 2023夏トレンド予測として、物販編で「Return to Normal 消費」、旅行・レジャー編で「分散型旅行」などをキーワードに挙げている。
情報元
https://www.bcnretail.com/market/detail/20230628_341112.html