日本のアニメ会社などが加盟するコンテンツ海外流通促進機構(CODA)は20日、ブラジルに拠点を置く日本アニメの海賊版サイトを現地の捜査当局が摘発したと発表した。この結果、計36サイトの閉鎖につながった。CODA会員が刑事告発し、海外で現地向けの海賊版サイトが摘発されるのは初めてという。
CODAによると、東映アニメーション、東宝、バンダイナムコフィルムワークスの3社が昨年、CODAを通じ、ブラジル側に四つの海賊版サイトを刑事告発した。家宅捜索などが行われ、関連サイトを含む13サイトが閉鎖。別のサイト運営者との直接交渉などで計36サイトが閉鎖された。
2023年2月から3月にかけて、「goyabu.com」、「animeyabu.com」などブラジルにおける日本アニメの複数の悪質な海賊版サイトがCODA会員の告発によって閉鎖されました。これら海賊版サイトは、権利者から正規の許諾を受けることなく、日本アニメに現地語であるポルトガル語の字幕を付けてインターネット上に公開していました。
ブラジル政府は、2019年より官民協力による海賊版サイト対策「404作戦」(※1) を継続的に実施し大きな成果を挙げていますが、今回、この作戦の一環として日本アニメに特化した「アニメ作戦(Operation Animes)」(※2) と命名された一斉摘発が初めて決行されました。
CODAはこれまで、ブラジルの「Anitube」、中国の「B9GOOD」など、海外で運営されている日本人向け海賊版サイトに対する会員の刑事告訴やCODAの刑事告発を行ってきました。しかし今回対象となったサイトは日本人向けではなくブラジルの現地視聴者向けのサイトであり、このような「海外向け」に特化した海賊版サイトに対してCODA会員が刑事告発(※3)を行い、摘発されたのは今回が初めてです。
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情報元
https://nordot.app/1021798653112025088
https://coda-cj.jp/news/1459/
https://www.gov.br/mj/pt-br/assuntos/noticias/operacao-retira-maiores-sites-de-pirataria-em-anime-do-ar