もしかして、システム要件を満たしていないパソコンに、無理やりWindows 11をインストールしちゃいましたか?Microsoft(マイクロソフト)から、OSの使用目的に反しているとしつこく警告がくるかもしれません。
「このPCは対応してません」と常時表示
2023年1月のWindows11のアップデートにより、アップグレードを強制的に実行した人に対し、システム要件に満たしていないことを警告するウォーターマーク(半透明の表示)が常に表示されるようになったようです。
この話はWindows関連のブログで出回っているほか、Microsoftの公式サポートコミュニティでウォーターマークへの不満を投げかけている人も何人かいました。OSが最小システム要件に満たさないハードウェアで動作していることを検知した場合、デスクトップの右下に「システム要件が満たされていません」と警告されるのです。
セキュリティチップの有無が影響する説
この表示は、専用のセキュリティチップやTPM 2.0(Trusted Platform Module)チップが原因であることが有力です。
TPM 2.0とは、BitLockerやWindows Helloで使用されているモジュールで、MicrosoftはWindows11へのアップグレードに必須としています。この要件のせいで、Windows 11が発表された当初、アップグレードに対応していないパソコンが多かったんです。ほとんどの新しいCPUやマザーボードではTPM 2.0が組み込まれていますが、Windows 11発売前は、この機能が搭載されていることは保証されていませんでした。
国内最大級の品揃え【DMMブックス】ロリポップ!
ファッション雑誌No.1 宝島社公式通販サイト『宝島チャンネル』
いろいろな回避方法はありますけど
ただ、ユーザーの中にはそんな要件を気にしない人もいますし、これが責められることだとは一概には言えません。特定のOSにアップグレードするためにパソコンを新しく購入しなくてはいけないのは、クーポンを使ってでも支出を切り詰めなければいけないこのご時世に、ひどい話だと思います。Microsoftコミュニティでは、同コミュニティが長期にわたり独立しているためか、非対応ハードウェアのパソコンに強制的にWindows 11へアップグレードする方法が見つかっています。
そして、もしWindows 11と技術的に互換性がないシステムにもかかわらず、強制的にアップグレードを実行する場合でも、このはずかしいメッセージをデスクトップ上から削除できる方法も存在するようです。
昨年12月に投稿された、Microsoftの独立アドバイザーからのアドバイスによると、レジストリファイルに変更を加えることで、Windowsにすべて正常であると思い込ませ非表示にできるとのこと。この方法はほかのハウツーページでも紹介されています。ただし、デバイスのソフトウェア保証が放棄されるなど、デメリットもあることにご注意を。
筆者はまだ、Windows 11のインストールは保留中です。私は自分自身のことだけでなく、ガジェットに対しても変化が怖いタイプなんです。故障があったわけではないんだから、直す必要はないんじゃ?と思っています。それに、今の設定がとても気に入っていますし、もしWindows 11にアップグレードしたらまたやり直しになる上に、新しい問題が発生するリスクを背負うことになるなんて御免です。
とりあえず、2024年9月まではアップグレードは保留かな。
情報元
https://www.gizmodo.jp/2023/04/windows-11-watermark.html