病気になりたくなかったら、真っ先にやめたほうがいい食事の習慣とは?

「1日3食では、どうしても糖質オーバーになる」「やせるためには糖質制限が必要」…。しかし、本当にそうなのか? 自己流の糖質制限でかえって健康を害する人が増えている。若くて健康体の人であれば、糖質を気にしすぎる必要はない。むしろ健康のためには適度な脂肪が必要であるなど、健康の新常識を提案する『ケトン食の名医が教える 糖質制限はやらなくていい』(萩原圭祐著、ダイヤモンド社)。同書から一部抜粋・加筆してお届けする本連載では、病気にならない、老けない、寿命を延ばす食事や生活習慣などについて、「ケトン食療法」の名医がわかりやすく解説する。

毎朝パン食は、おすすめしない

同じ糖質でも、体に与える影響はかなり違っています。

特に糖尿病や、のちにがんになる危険性を考えれば、データを見る限りあまりおすすめできないのは主食をパンにすることです。

実際に私は外来で、来院したがん患者さんに朝食の習慣を尋ねています。すると、みなさん判で押したように、ほとんどの方が「朝食はパン(精製された白いパン)」という生活を長年にわたって続けていることがわかりました。

朝食に、ご飯(お米)とお味噌汁を食べている患者さんは、驚くほど少ないのです。

日本では、朝にお味噌汁の香りで目を覚ますという習慣は、失われつつあります。

私の外来のアシストをしてくれる事務員さんたちは、それを知って怖くなり、大好きだったパンをやめてしまうほどでした。

ですから、朝ご飯を本来の和食中心に戻してしまえば、お米を何杯もお代わりしない限り、健康維持には十分な効果が得られるのではないかと思います。

私は、がんの患者さんたちには、ケトン食を試す前に、まずは和食に戻すことをおすすめしています。

実際に、多くの患者さんが実践されて、体調がよくなったとおっしゃいます。

では、どうして、パン食がよくないのでしょうか? 答えは、どうも糖質ではなく、食物繊維と腸内細菌叢(腸内フローラ)にあるようなのです。

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情報元
https://diamond.jp/articles/-/318915