ESETはこのほど、「5 signs you’ve fallen for a scam – and what to do next|WeLiveSecurity」において、オンライン詐欺にあったことを示す5つの兆候を伝えるとともに、詐欺に遭ったら次にどのような行動を取るべきか、こうした詐欺の被害者になることを避けるために取るべき手段を説明した。
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ESETが指摘したオンライン詐欺にあったことを示す5つの兆候は次のとおり。
- クレジットカードなどにおける異常な取り引きや、新しい信用枠の作成。詐欺師は窃取したクレジットカード情報を悪用して不正に支払いを行ったり、または身元情報を利用して新しいクレジットカードを申請したりする可能性がある
- オンラインショッピングで注文した商品が届かない。詐欺師は大幅にディスカウントされた価格でユーザーを騙して購入を行わせることがあるので、実際に在庫は存在せず、支払いを行っても商品は届かない
- オンラインで付き合っていたと考えていた相手が音信不通になる。ロマンス詐欺は被害者が申告しないことが多いため実態は報告されている以上に大きいと考えられている。ロマンス詐欺師は医療費や交通費などのさまざまな偽の要求で被害者に支払いを要求する。実際にオフラインで会うことはなく、もうこれ以上窃取できないと感じると姿を消していく
- アカウントがロックされる。詐欺師はアカウントを窃取するとパスワードの変更を行うため、ログインできなくなる
- 暗号資産詐欺に遭う。多額の投資を行っても、引き出すことができず、それが詐欺だったことに気がつく
ESETはこうした詐欺に遭った場合、地方自治体や銀行へ連絡を取ることを勧めている。また、こうした詐欺による被害を修復したり、こうした詐欺に遭わないようにしたりするために、次の対策を取ることを推奨している。
- パスワードをより強力でユニークなものへ変更する。理想的にはパスワードマネージャを使用する
- 二要素認証(2FA: Two-Factor Authentication)を利用し、フィッシング詐欺やアカウント乗っ取りの脅威を軽減する
- デバイスにパッチを適用して最新の状態を保つ
- 個人情報や財務情報をオンラインアカウントに保存しない
- すべてのデバイスとパソコンがセキュリティソフトウェアや機能で保護されていることを確認する
- すべてのデバイスで信頼できるセキュリティソリューションを使用する
最近のフィッシング詐欺では、自然な日本語が使われることが多く、文章からは真偽の判断が難しいことも多い。常にこうした詐欺の被害者になる危険性があることを認識するとともに、詐欺に遭った場合は迅速に関連組織や機関に連絡するなど適切に対応していくことが望まれる。
情報元
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20230318-2624828/