Mac用「Outlook」無償化、OfficeライセンスやMicrosoft 365サブスク 不要に

米MicrosoftがMac版の「Microsoft Outlook」アプリの無料提供を開始した。

これまでMac版アプリの利用にはOfficeライセンスの購入またはサブスクリプションサービス「Microsoft 365」への加入が必要だったが、モバイル版やWeb版と同様に誰でも利用できるようになった。

Outlook for Macは、Apple Siliconにネイティブ対応しており、M1/M2搭載Macできびきびと動作する。Macで使いやすいようにMac向けにデザインされており、macOSウィジェットや通知センター、ハンドオフなどmacOSおよびAppleプラットフォームの様々な機能をサポート。複数のメールアカウントの管理に対応し、Microsoft 365、Outlook.com (Hotmail、MSN を含む)、Gmail、Yahooメール、iCloud、IMAP、POPアカウントなどを利用できる。

MicrosoftのプロダクトマネージャーであるJeremy Perdue氏は「より速く、より信頼性が高く、そして全ての人のためのOutlookになるようにOutlook for Macを一から作り直しています」と、今後のOutlook for Macの強化を予告している。

Microsoftは同社のサービスへの入り口となるOutlookの利用をより多くの人に広げる取り組みを進めており、今回のOutlook for Macの無償化もその一環と見られている。Windows用アプリについても、Windowsの「メール」と「Outlook」を1つのメールクライアントに統合する計画が2年ほど前から報じられており、Windowsの標準メールクライアントがWeb版のOutlookをベースにPWA(Progressive Web App)化した統合版Outlookに置き換わる可能性が指摘されている。

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情報元
https://news.mynavi.jp/article/20230307-2610021/