【ワシントン=大内清】米IT大手メタは25日、自社の交流サイト(SNS)「フェイスブック」と写真共有アプリ「インスタグラム」で実施していたトランプ前大統領のアカウント凍結措置を数週間以内に解除すると発表した。同社は声明で、執拗な攻撃的投稿を防ぐための措置を導入するとし、トランプ氏がこれに違反した場合、投稿の削除や一定期間のアカウント凍結措置を受ける可能性があると指摘した。
同社は、トランプ氏が自身の支持勢力による2021年1月の連邦議会議事堂襲撃事件をあおったとして、同氏のアカウントを無期限で凍結。その後、凍結期間を2年間に短縮するとしていた。
トランプ氏は、事件を受けてフェイスブックやツイッターから排除されたことに反発し、22年2月に自身の関連企業でSNSアプリ「トゥルース・ソーシャル」を立ち上げ、発信の場としてきた。
ツイッターは同年11月、同社を買収した企業家イーロン・マスク氏が利用者の意見を投票形式で聞いた上でトランプ氏のアカウントを復活させたが、同氏は現在もツイッターの利用を再開していない。
情報元
https://www.sankei.com/article/20230126-IJRBUFPOT5JGVKVVLAUZB4FVDI/