メルカリの最低販売価格は300円です。それより安い価格で売ることはできませんが、中には300円にしても売れない場合もあります。そのようなときにはどうすればよいのか、最低価格でも売れなかった商品を少しでも売れやすくする策を大きく3つ紹介します。
まとめ売りをする
300円でも売れないということは、300円の価値がないと判断されたとも受け取れるので、価値を上げることを考えましょう。その1つが「まとめ売り」です。もともとの価格が安いものを売るときに使う方法で、まとめることによって値上げができます。
仮に洋服であれば、サイズや洋服の雰囲気を合わせるとよいでしょう。例えばユニクロとGUの商品をセットにするというイメージです。サイズを統一するのは、同じでないと購入者が使えなくなることもあるからです。ただし、子ども服の場合にはサイズが細かく刻まれているので、140と150のようにサイズをまたいでしまっても問題ありません。
おまけを付ける
おまけを付けることで、付加価値が付くこともあります。ただし、付けるおまけが商品に関連していないと、おまけに価値を感じなくなります。むしろもらっても処分することになると、なんだか申し訳ない気持ちになってしまうもの。おまけは何でもよいというわけではなくて、購入者にとってメリットがあるようなものにします。
おまけは大きいもの、重いものだと、送料が高くなってしまうこともあります。すると出品者にとってのダメージにもなるので、おまけは送料に影響を与えない小さくて軽いもの、薄いものにしましょう。
出品を取り下げる
300円でも売れない場合には、メルカリで売るのを諦めて出品を取り下げるのも選択肢の1つです。その後でどうすればよいのかというと……。
■他のフリマアプリに出品
メルカリの他にも「PayPayフリマ」や「楽天ラクマ」があります。いずれのフリマアプリも使っている人はいるでしょうけれど、もしかしたらPayPayフリマや楽天ラクマの方が売りやすいかもしれません。理由はクーポンがあるからです。
PayPayフリマでは毎週末5%引きになる「とりまフリマ」のクーポンがあります(割引金額に上限あり)。楽天ラクマでは、不定期ではありますが、3%OFFになるクーポンが発行されます。それを使えば購入者は300円以下で買えることになるのです。
楽天ラクマの場合、毎週金土日は楽天カードでの支払いでポイントが8倍になるキャンペーンをしています(2回目以降は2倍)。ポイ活をしている人は、このようなタイミングを待っていることも少なくありません。
■ヤフオク!に出品
ヤフオク!の場合は、300円以下での出品が可能です。1円からスタートできますから、送料を落札者負担にして出品するのも手でしょう。ただし、もしかしたら本当に1円で落札されるかもしれませんから、その点は理解をしておきたいところです。
■リサイクルショップに持ち込む
近くにリサイクルショップなどがあれば、持ち込むのも方法の1つです。他に持ち込むものがあれば一緒に持っていくことで手間も省けます。ただし、季節や商品の状態によっては買い取ってもらえないこともあります。また買取可能だとしても、10円、20円など思った以上に安くなってしまう可能性もあります。持ち込むときの手間や時間などを考える必要はあるでしょう。
■処分する
いろいろと手を尽くしても売れないと思ったならば、潔く処分するのもよいでしょう。ずっと持っていても保管のスペースは必要になります。また、300円で売ったとしても送料や手数料を引くと販売利益が数十円になってしまうならば、出品せずに処分するのもアリだと筆者は考えます。
いくら出品は簡単にできると言っても、忙しい中での出品作業、梱包作業をするのは果たして適切なのか? という考えがあるのは当然でしょう。ここは人それぞれの考え方ですが、300円で売るということは思った以上に深い問題があるということです。