家具、インテリア用品大手のニトリで販売されているチューナーレステレビが話題だ。一昨年12月にディスカウントストア大手のドン・キホーテが発売した商品がネットで話題になったジャンルだが、ニトリが43型という大きさでありながら4K画質で3万円台前半という価格設定で参入したことで、改めてネットユーザーの注目が集まっている。
テレビ放送よりもインターネットの動画共有サイトや配信サービスでコンテンツを視聴する需要の高まりに応えた商品。OSにAndroid TV向けのAndroid11を採用し、Netflix、Amazonプライムビデオ、YouTubeなどのアプリがあらかじめインストールされているほか、Google Playストアから新たなアプリをインストールすることもできる。また、スマートフォンの動画をミラーリング表示させる際に必要なChromecast built-inを搭載し、音声で操作するGoogleアシスタントにも対応している。12月から一部店舗と同社公式ECサイトで税込み3万9900円で販売していたが、13日から3万4900円に値下げした。
チューナーレステレビといえば、ドンキが自社ブランド「情熱価格」で販売した商品が話題になり、発売された当時、SNSにはそのコンセプトに共感、支持する声が多数寄せられた。ニトリの参入にも「これでええやんと思った」「まさにこういうのでいいんだよ」「TVerとNHK+でテレビ番組もそこそこ見られるしな」など、好意的なコメントが集まっている。
第1弾が1万5000台以上売れるヒットとなった情熱価格では、43型4Kテレビが3万4800円(税抜き)で販売中で、ニトリのものと近い価格設定になっている。SNSには「スペック表で比較すると、機能的にはドンキのやつとほとんど同じだね」「ほぼドンキ43型の税抜き価格と同額。税込みならニトリ圧勝」と比較するユーザーもいた。
ドンキの参入以降、オリオン、TCLといったメーカーのチューナーレステレビにも注目が集まっており、「ニトリまで参入か」「あのニトリが?って思って調べたらあのニトリだった」「ドンキのもそうだけどチューナーレステレビ売れるんやなぁ」「この波じわじわ来てますね」などブームの盛り上がりを実感したコメントも見受けられた。
情報元
https://www.iza.ne.jp/article/20230118-HSGGIIWH4FBU7AVZBKEBPKFEKM/