メルカリで「過度な値下げ交渉」にはどう対応するのが正解? 出品時にモヤっとした経験がある人は約8割!

メルカリに出品して、モヤっとした経験はありますか? All About編集部が2022年9月、全国10~60代の500人を対象に実施したアンケート調査では、約80%の396人が「メルカリに出品してモヤっとした経験がある」と回答しました。

上位に選ばれた内容へのコメントを見つつ、なぜメルカリに出品してモヤっとするケースがあるのか、出品者/購入者側でできる対策を考えていきます。

3位「購入後連絡なし」(71人)

3位は「購入後連絡なし」でした。メルカリは商品を購入後「取引ページ」でメッセージのやりとりを行いますが、中には一言も連絡なしに取引を終了する人もいます。メッセージは必須ではないのですが、中には連絡がないと不安に思ったり、冷たい印象を持ったりする人もいるのかもしれませんね。

回答では「こちらは何度かメッセージを送っていたのに無反応で、少し不安でした」(広島県、30代女性)、「購入後の連絡が一切なく、受け取り評価も遅く、本当に届いているか不安になってしまった」(山梨県、30代女性)など「不安に感じる」といった声や、「取引後、最初のメッセージには、社交辞令だと思って返信して欲しい。マナーのうちだと思う」(福岡県、50代女性)、「購入時点から受取評価まで、何もコメントせず取引が終わりこんな人に売りたくなかったとモヤッとしました」(岐阜県、40代女性)などのコメントがありました。

2位「受取評価してくれない」(105人)

2位の「受取評価してくれない」は、3位の「購入後連絡なし」とセットで選択する人が多い結果となりました。メルカリは商品の発送後、購入者からの受取評価や事務局への問い合わせがない場合には「発送通知をした9日後の13時以降」に自動で取引が完了します。受取評価がされないと出品者には売上金が入ってこないので、できれば早く受取評価をしてもらいたいですよね。

回答者からは「お値下げして、入金も購入者さんの都合で待ってあげたのに、受け取り評価をしてくれなかった」(熊本県、50代女性)、「商品は到着してるのに、なかなか評価こず変な相手だったかとモヤモヤした」(北海道、40代女性)、「お金が欲しいからメルカリで商品を売っているのに、取引相手が受け取り確認をしてくれず、欲しかった商品を他の方に買われてしまった」(福岡県、20代女性)など、多数のモヤっとコメントが寄せられました。

1位「値下げ交渉」(197人)

1位は、約40%の人が選択した「値下げ交渉」でした。メルカリではかなり高い確率で値下げ交渉が行われる場合があり、そもそも「値下げあり気」で価格を設定している出品者もいるほどです。とはいえ過度な値下げ交渉にはモヤっとしてしまう人も多いようです。

「商品の価値が低いかのような値下げ交渉をされるとモヤッとします」(奈良県、20代女性)、「2000円のものを1000円にと値下げがありモヤっとしました」(愛知県、30代女性)、「値下げ交渉不可としているのに、強気で交渉してくる人がいた」(東京都、20代女性)などのコメントが挙げられました。

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メルカリ出品時の「モヤっと」経験はなぜ起きる? 対策は

メルカリの月間利用者数は2000万人を超えるので、前提として、本当にさまざまな個性を持った人が参加していると思ったほうが良いでしょう。取引相手が自分の感覚とはちょっと違うなと思うことも多々あります。その上で、出品者ができる心構えや対策を解説していきましょう。

3位「購入後連絡なし」について

購入した後の連絡は必須ではないので、やりとりが面倒と感じてしまう人もいるのは事実。「そういう人なのだな」と思って、そのまま粛々と取引を進めてくのが一番良い方法です。商品が購入者に届いて、受取評価をしてもらえば売上金は入ってきますから、そのタイミングをじっと待っていれば問題ありません。

逆に、「連絡がないのは失礼ではないか」など出品者が購入者にイライラをぶつけてしまうと、受取評価に影響が出る可能性もあります。マイナス評価を付けられてしまうこともあるので、そっとしておくのが無難です。

2位「受取評価してくれない」について

上記にあるように、受取評価がなくても自動的に取引が完了して売上金は入ってきます。もし待てないならば、購入者に「商品は届いていると思いますので、受取評価をお願いします」と連絡するのも手です。それが嫌ならば、メルカリ事務局に連絡をして、取引を完了させてもらいましょう。購入者とのやりとりが発生しないので、気が引けてしまうということもありません。

出品者が困るのは、欲しい商品を売上金で買おうと思っている場合ですよね。売上金が入ってこないと計画が台無しになってしまうので、なんだか納得できない気持ちも分かります。解決策の1つは、「メルペイスマート払い」を使うことです。これは今月の購入代金を翌月にまとめて支払える、言ってみれば後払いのサービスなので、今売上金がなくても商品を買うことができますよ。

1位「値下げ交渉」について

値下げ交渉はメルカリの文化として認識されていますが、メルカリが発表している公式ルールではないので、スパッと断ることもできます。金額に関係なく値下げ交渉を避けたいのであれば、プロフィールや商品説明に「値下げ不可」と買いておきましょう。それでも交渉が来たら「プロフィールにあるように値下げはできかねます」と伝えればOKです。

極端な値下げ交渉が来ることもありますから、まずはそういう事例があると知っておくことは大切ですね。そうすれば、心して受けられるようになります。でも、極端に値段を下げてほしいという要望は出品者としても受け入れることができないので、「そこまでの値下げはできません」と断ってしまいましょう。

値下げ交渉でイライラするのは、相手が出品者の気持ちを考えていないと思うからですよね。メルカリへの手数料や送料の負担もあり、さらに値段を下げるとなると、出品者に入ってくる売上金は少なくなってしまいます。「こっちの身にもなってよ」というのが本音でしょう。その気持ちは当然ですから、否定する必要はありません。

とはいえ、イライラを相手にぶつけてしまうのは大人げないですし後味も悪いので、冷静に「値下げはできません」と伝えるのが最もスマートな方法といえます。

メルカリの出品者になると、何かしらモヤッとすることがあるでしょう。でも前もってその可能性を知っておけば、過剰に反応することもなくなります。モヤッとしたら、一度メルカリから離れてみて、後で対応するのも良い方法ですよ。

情報元
https://news.allabout.co.jp/articles/o/51190/