テレビ朝日のオリジナルフォント『テレ朝UD』は、テレビ朝日の長年の経験に基づくテレビテロップの知見と強いこだわりを、フォントワークスのフォント制作の技術で実現したオリジナルフォントです。
多様化が進む“デジタル映像メディア”の時代に合わせて、テレビ放送だけでなく、スマートフォン・タブレット端末など様々な画面サイズで文字の視認性を実現しました。
フォントワークスの「UD角ゴ_ラージ」をベースに、UD=ユニバーサルデザインの特性を活かしてテレビ朝日がデザインしたプロトタイプからフォントデータを作成。デバイスを選ばない視認性の高さを追求した結果、様々なデジタルシーンにも適したフォントが完成しました。
書体の特徴
1.クセのないシンプルな文字
報道情報番組のフォントとして、視認性の向上にそぐわないと判断した“表現”を徹底的に排除し、文字の“見分けやすさ”を最優先に、ひらがな・カタカナ・数字・アルファベット・記号のいずれにおいても、シンプルで見やすい文字を追求しました。
2.文字の画数による濃淡を低減
日本語表現には、画数の多い漢字と形がシンプルで画数の少ない英数字が混在するため、濃淡の問題があります。
漢字と英数字のサイズを“対等”にすることで、濃淡の見え方の差を解消し、オリジナルフォントでしか実現し得ないデジタルシーンに最適な“バラつきのない視認性”を実現しました。
3.デジタル時代の明瞭な「数字」
報道分野でとりわけ重要な情報となる「数字」については、とくに可読性の高さを追求し、詳細に検討を重ねました。単体の数字でも桁数の多い数字でも、フラットかつ均一な読みやすさ見やすさで、瞬時に数値を認識できるデザインを実現しています。
株式会社テレビ朝日 技術局コーポレートデザインセンター
福田隆之氏コメント
テレビ朝日のオリジナルフォント作成を含む、番組デザインへの取り組みは、デジタルメディアへの広がりを意識したもののひとつです。アドバタイザーと共に番組ブランド価値の維持向上と、変化し続ける視聴環境への対応を考えていきます。
『テレ朝UD』は10⽉より以下8番組で使用されます。
公式サイト/フォントワークス
https://fontworks.co.jp/news/2022/10/03/13407/