「Tポイント」「Vポイント」統合へ、日本最大級の決済・ポイント経済圏の創出を目指す

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)、三井住友カードとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、CCCMKホールディングスは10月3日、SMBCグループとCCCグループとの間の資本・業務提携について基本合意したと発表した。
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CCCMKホールディングスは4大共通ポイントの一つ「Tポイントサービス」を運営しており、名寄せ後の利用会員数は7000万人に達する。提携店舗数は15万店舗(提携企業数5000以上)。ただ、最近は有力提携企業が脱退するなど、他の共通ポイントサービスに比べると注目度は低下していた。

SMBCグループは、クレジットカードの利用や銀行取引でたまるグループ共通ポイント「Vポイント」を20年6月から提供している。Vポイントは、SBI証券で好きなポイントを選んでためることができるマルチポイントサービスの一つで、三井住友カードはSBI証券で「クレカ積立(クレジットカード決済による投資信託の積立購入)」が可能なクレジットカードの一つだ。

今回の業務提携では、三井住友カードとCCCMKHDのポイント事業を統合し、VポイントとTポイントを統合した、より利便性を高めた新たなポイントブランドを創出すべく協議していく。Tポイントのアプリ・ウェブサイトなどを通じて、公式カードとして三井住友カードの募集を行うなど、キャッシュレス決済分野においても提携し、「ポイント」と「決済」を組み合わせた、よりポイントがたまるモバイル決済などの新サービスも検討していく。

資本提携では、決済・ポイント事業の共同運営実現のために、CCCMKHDをSMBCグループとCCCグループの共同事業会社化し、株式をCCCが6割、SMBCグループが4割の割合で保有することを目安として両社で協議していく。

情報元
https://www.bcnretail.com/market/detail/20221003_298238.html