メルカリは商品ページにあるコメント欄から、出品者に質問ができます。商品についてもっと知りたいことを聞いたり、値下げ交渉を行ったりするわけですが、中には出品者が困惑してしまう質問もあります。メルカリでスムーズな取引をしたいなら、そのような質問をしない方が無難です。今回は出品者が困ってしまう、“しないほうが良い”5つの質問について解説していきます。
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1. 「どの程度の汚れですか?」
商品の状態が気になるのは当然のことなので、汚れなどを聞きたい気持ちは理解できます。しかし「どの程度の汚れですか?」と聞かれた出品者は、正直困ってしまいます。汚れに対する感覚は人によって異なるので、汚れの線引きが難しいのです。
出品者はさほど気にならない汚れでも、購入者にとっては気になる汚れの場合もあります。答えるときには出品者の感覚になるので、購入者とギャップがあると商品を受け取った後でクレームを受けることもあるのです。そう考えると、どう答えてよいのか悩んでしまうというわけです。
汚れに関しては、全てのダメージを書くことが難しいため、メインのダメージを中心としてざっとした説明になってしまうこともあります。商品が到着してから「ここにも汚れがあるだろう」と言われても、出品者としては「そこは気にならないのでは?」と思ってしまうこともあります。これも感覚のズレが引き起こすトラブルです。
このような感覚の違いを少しでも埋めるには、より具体的な質問をするように心がけましょう。例えば「袖口に汚れはありますか?」であれば、出品者は袖口の汚れについて詳しく回答できます。購入者が質問する場合には、漠然とした内容ではなく具体的に何が知りたいのかをはっきりと伝えましょう。
2. 「汚れは落とせますか?」
これは筆者が受けた質問なのですが、商品説明に襟元の汚れについて書いていたので、購入希望者から「襟の汚れは落とせますか?」と質問が来たことがありました。その際は「一般的な家庭用の洗濯洗剤や漂白剤を使って汚れが残ってしまっているので、おそらく落とすのは難しいと思います」と回答しました。
クリーニングに出せば落ちるかもしれませんし、違う洗濯洗剤なら落とせるのかもしれませんが、そこまで書く必要もないと考えたからです。そもそも落とせないから「汚れている」と書いているわけですし……。
汚れを落として使いたいのだろうなと思える、ちょっぴりうれしい質問ではありましたが、少々困った質問でした。
3. 「値下げできますか?」
メルカリでは「値下げできますか?」という質問を受けることが多いです。これに対しては「できます」「できません」で考えますが、値下げができる場合に出品者が困ることがあるのです。「値下げできますか?」では、いくらで買いたいのかが分からないのです。
出品者が「できます」とシンプルに回答することもありますが、どちらかというと「では、◯◯円でどうでしょうか?」と返事をすることが多いです。何度もコメントのやり取りをするのが面倒ですし、出品者にも売りたい価格があるからです。
でも、その金額を見た購入希望者が「検討します」「考えます」と答える場合があり、実はこれが出品者をイラッとさせてしまいます。筆者もそうなのですが、「だったら、最初から金額を言ってくれ!」と思ってしまいます。
筆者の経験上、「検討します」「考えます」とコメントしたユーザーが、その商品を購入する確率は低いです。その場から逃げるための都合の良い言葉ですから、「買いません」という意味だと筆者は考えています。
このような不毛なやり取りを防ぐために、筆者はプロフィールに「値下げ交渉のときには、具体的な金額を提示してください」と書いています。購入者も、自分が買いたい金額を伝えた方が出品者とのやり取りも少なくなりますし、出品者を困らせることもなくなります。
中にはプロフィールに希望の価格を書かないでほしいと書いている出品者もいるので、必ずプロフィールを確認しましょう。
4. 「発送方法を変えてもらえますか?」
配送方法は出品時に決めますが、出品者は送料をできるだけ安くしたいと考えています。「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」ならば、全国一律の金額で商品を送れて追跡もできるので、それを使うユーザーもたくさんいます。
またメルカリ便を使うメリットは、匿名配送が使えることです。個人情報を相手に伝えないでも送れるのは、ユーザーにとっても大きなメリットと言えます。
このようなメリットがあるメルカリ便から、違う方法に変えてくださいとコメントがくることがあります。特に小さな物の時です。理由は、メルカリ便よりも料金が安い普通郵便で送ってほしいからです。
同時に送料を安くした分、販売価格も少し下げてくださいというお願いもあるのですが、出品者にとってはちょっと厄介なコメントになってしまいます。メルカリ便のメリットがなくなりますし、郵便局の窓口に行く必要があります。定形外郵便の場合には、サイズや重さによって料金が変わるので、窓口で手続きをすることになります。
窓口はコンビニのように24時間開いているわけではないので(24時間開いている郵便局もあります)、発送のタイミングが限られてしまうことがあり、意外と面倒と感じてしまうもの。色々なデメリットを考えてしまうので、「ちょっと困ったな」と感じてしまいます。
でも、変更できないならばそれはそれで仕方ありません。「変更はできません」と正直に答えれば良いのです。質問をする側は、自分の都合だけではなく出品者の手間などを考えてコメントをしたいものです。また断られてもイラッとしないで、他の商品を探すようにしましょう。
5. 「商品の在庫はありますか?」
筆者は過去に、商品の在庫について違う商品(出品物)のページから問い合わせを受けた経験があります。最初はそのような内容とは思わないので、値下げ交渉かなと思ってコメントを見てみるのですが、全く関係のない内容です。そうなると、ちょっとガッカリしてしまうものです。
ショップではないので、同じ商品をいくつも持っているわけではありません。中には、在庫を確認した商品に似たものを、質問をしたユーザーが出品していることもあって、転売をしているのだなと思ったこともありました。そうなると、出品者としてはあまり良い気分ではありません。
出品者は、在庫がなければ、その旨を伝えれば問題ありません。また質問をする側は、相手に出品物を見られることもあると思っていた方が良いです。
メルカリはユーザー同士が直接話すことができないので、コメントでやり取りをするしかありません。今回紹介したように、出品者が困ってしまったり、場合によってはイラっとしたりすることもあります。もちろん出品者の工夫によって未然に防ぐことができますが、コメントする側も注意をしたいところです。
情報元
https://allabout.co.jp/gm/gc/494811/