iPhoneのバッテリーを長持ちさせるコツ。充電中に熱くなったら

機種変更のきっかけの一つとなるのが、バッテリーの劣化。正規店でバッテリー交換を行えば、通常7,500~9,800円かかり、仮に何年も使っているスマホであれば、自ずと機種変更が頭をよぎる。しかしながら、前述した通り、ほぼ確実に高騰化し、安くても10万円超えとなるiPhone14には簡単に機種変更できないという人もいるはずだ。であれば、できるだけ長く使いたいというのが正直なところだろう。
では、そもそもiPhoneのバッテリーとはどれくらいもつのだろうか? 格安SIM・格安キャリアの情報サイト「モバワン」を運営しているスマホのプロに聞いた。
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◆バッテリーの劣化で起こる不具合。ときにシャットダウンも

バッテリーの寿命について、Appleの公式サイトなどで明確なコメントはないが、一般的には3年とされている。ただ、公式サイトには「iPhoneのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されています」と明記され、1日1回フル充電すれば、約1年半という計算。とはいえ、最近のiPhoneで毎日フル充電するほど利用することはなく、やはり3年という期間は現実的なのだろう。

 モバワン担当者によれば、「バッテリーの寿命は使い方によっては大きく変わる」という。寿命が近づいてきたときの症状が以下の8つ

・充電の減りが速くなる
・バッテリーが熱を持つ、膨張する
・アプリを使うと一気にバッテリーが減る
・電池残量があるのに突然シャットダウンする
・アプリの起動に時間がかかる
・スクロールが短くなる
・バックライトが暗くなる
・アプリの動きがカクカクする

 ご存知の方も多いと思われるが、iPhoneはバッテリーの状態を確認することが可能で、下記の手順でチェックできる。

①設定を開き「バッテリー」をタップ
②「バッテリーの状態」をタップ
③「最大容量」の数値を確認
④ピークパフォーマンスの項目を確認

 ちなみに「最大容量」に表示されている数値は、新品時と比較したバッテリー容量の基準。こちらが劣化すると、1回の充電で使える時間が短くなることがある。Appleが公式サイトに記載している「80%」という数値はこの最大容量を指しており、80%を下回るとさまざまな不具合が起こるとされ、バッテリー交換すべきタイミングと言われている。

◆バッテリーの寿命を長持ちさせるコツ

また、バッテリーの寿命を長持ちさせる方法があるという。

・画面の明るさを調整する
・極端に暑いところ、寒いところで使わない
・Wi-Fiを使う
・最新のOSにアップデートする
・通知するアプリを設定する
・バックグラウンド処理を設定する
・充電中に熱くなったらケースを外す
・低電力モードを使用する

 猛暑の屋外で使用すると、途端にバッテリーは熱を持ち、ときにストップすることもある。そのため、極端に暑いところでは避けたいところ。じつは、OSのアップデートも重要で、顕著に消費電力の節約化に寄与する。通常の回線ではなく、Wi-Fiを使えば、スマホへの負担が軽減されるため、意識しておきたい。

◆ほぼ確実に高騰化するiPhone。それでも品薄状態は続く

 どのようなスペックが搭載されるのかは、いまだ未知数のiPhone 14シリーズ。そろそろ大きなアップデートに対して市場からの期待もあり、やはり注目度は高い。もし、バッテリーの劣化を感じたら、機種変更を視野に入れるのもいいかもしれない。

「実際に『iPhone 14の発売まで待って、機種変更したい』と言われるお客様もいらっしゃいます。一方、大手通信キャリア、格安SIM会社にとっては、iPhoneの新機種は大きな商機だと捉えていますし、業界の活性化にもつながります。とはいえ、価格の高騰化は気になるところですが……。それでもしばらくは品薄状態が続くと思いますし、楽しみであることは間違いありません」

公式サイト
http://www.agatamorio.com/