Netflixの計画する「広告ありプラン」でも新作映画や子ども向けコンテンツでは広告が流れない可能性

Netflixは2022年に入って過去10年で初めて有料会員数を減らしたことを発表し、同社の株価は一時20%以上も暴落しました。Netflixは収益改善のためのひとつの策として、「安価な広告ありプラン」を計画していることが報じられているのですが、この広告ありプランでも「子ども向けコンテンツ」と「新作映画」では広告が流れない可能性があります。
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Bloobergが関係者から入手した情報によると、Netflixは広告ありプランであっても「子ども向けコンテンツ」と「新作映画」では広告を再生しないようにすることを検討しているそうです。情報筋によると、Netflixはパートナー企業に対して「オリジナルの子ども向け番組では広告を流さない」と伝えているとのこと。ただし、記事作成時点では広告ありプランについては詳細を詰めている段階であるため、実際のリリース時にこれらのコンテンツで広告が流れるか否かは不明です。

また、Netflixはサードパーティー製の子ども向けコンテンツについても、製作者側が広告の再生を望まない場合、広告を流さないようにすることを検討している模様。これに加えて、Netflixは自社のオリジナル映画についても広告ありプランであっても広告なしで配信することを決定した、と情報筋は語っています。

Netflixが計画している「既存のプランよりも安価な広告ありプラン」はあくまで計画段階にあるため、詳細や戦略についてはリリース前に変更される可能性があります。記事作成時点では、広告ありプランについてNetflixとMicrosoftが提携することが明らかになっているほか、「Netflixは2023年初頭に広告ありプランをリリースする」とも報じられています。ただし、BloombergがNetflixに問い合わせたところ、同社は広告ありプランについてコメントすることを拒否しています。

なお、Netflixが計画する広告ありプランは既存のプランよりも低価格になるよう計画されているため、少しでも消費を抑えたいユーザーにとっては魅力的なプランとなります。Netflixは2022年第1四半期の決算発表で過去10年で初めて有料会員数が減少したことを発表しており、収益改善に向け「広告ありプラン」のほか、「無断でNetflixを無料視聴するユーザー」に料金を支払わせるための施策などを巡らせています。

情報元
https://gigazine.net/news/20220821-netflix-no-kids-programs-new-movies/