VPN Gate の概要
VPN Gate 学術実験プロジェクトは、日本に所在する筑波大学における学術的な研究を目的として実施されているオンラインサービスです。本研究は、グローバルな分散型公開 VPN 中継サーバーに関する知見を得ることを目的としています。
国内最大級の品揃え【DMMブックス】Xserverドメイン
「VPN Gate」へのロシアからのアクセスが月間100万人を超える
ロシア国内はいま、SNSや海外メディアサイトへのアクセスが制限されている。ロシア政府がアクセス先を監視しているためだ。監視を逃れ、自由なアクセスを求めて、ロシア国民の間でVPNを利用する動きが広がっている。
登さんによると、ロシアからの接続は月間100万人を超える。ウクライナ侵攻前の6倍以上だという。
筑波大学が無償で提供しているVPNサービスは、もともと、2013年に登さんが研究用として開発したものだった。誰もが自由に使うことができ、登さんに共感した世界中の協力者によって、全世界に約6000台のサーバーが設置されている。利用者から見れば、約6000カ所の接続場所があることになる。
例えば、ロシアにいる人が日本のサーバーを選んで接続すれば、ロシアからは見られない欧米メディアのサイトを見ることができる。ロシア当局からすると、ロシアにいる人が日本のサーバーに接続していることまでは把握できるが、その先はわからない。
VPNは、会社や学校などで専用のネットワークをつくるのに利用されている。一方、外国にあるVPNサーバーを経由すれば、ロシア国内にいながら海外にいるように振る舞えるため、通信制限の抜け穴として利用されることも多い。
筑波大の登大遊(だいゆう)・客員教授の集計では、こうしたVPNの一つである筑波大のVPNへのロシアからの利用者は、2月15日からの1カ月間で72万2千人に上った。1~2月の1カ月は約17万人だったため、侵攻を受けて4倍以上になったことになる。
利用者全体に占めるロシアからの利用者の割合も、1月ごろまでの約1・6%から3月には7・7%に増えていた。
筑波大のVPNは登録不要のため、利用者数は接続元のIPアドレスをもとに集計した推計値という。
情報元
https://globe.asahi.com/article/14673943
https://www.asahi.com/articles/ASQ456VPQQ45ULEI00M.html