各配信サービスのレベルが如実にわかるエミー賞ノミネート結果、HBOとHBO Maxは140・Netflixは105・Huluは58・Apple TV+は52・Disney+は34・Amazonは30

現地時間の7月12日、アメリカTV界で最大の栄誉ともいわれるエミー賞(プライムタイム・エミー賞)のノミネート作品が発表されました。エミー賞にはHBO・HBO Max・Netflix・Hulu・Apple TV+などさまざまな動画配信サービスの番組もエントリーしており、エントリー数は各配信サービスのレベルを示す指標としても注目されています。
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エミー賞は本来、アメリカのテレビで放送されたドラマやバラエティ番組を対象にした賞でした。ところが近年は動画配信サービスのオリジナルコンテンツもエントリーされるようになり、オリジナルコンテンツのノミネート数が配信サービスのコンテンツ力を示す一種の基準になりつつあります。

2022年7月12日に発表されたエミー賞ノミネート作品について、主要動画配信サービスのコンテンツのノミネート数が以下の通り。1つの作品が複数の部門にノミネートされるケースもあるため、作品数としてはこれらの数字より少なくなります。

・HBOおよびHBO Max:140部門(前年は130部門)

・Netflix:105部門(前年は129部門)

・Hulu:58部門(前年は25部門)

・Apple TV+:52部門(前年は35部門)

・Disney+:34部門(前年は71部門)

・Amazonプライム・ビデオ:30件(前年は10部門)

最も多くの部門にノミネートされたのは、ワーナー・ブラザーズ傘下のHBOとHBO Maxであり、前年の130部門から10部門伸ばしました。HBOは正確にはケーブルテレビ局ですが、動画配信サービスであるHBO Maxだけでも108部門にノミネートされており、ライバルのNetflixを上回っています。中でもHBO Maxの「Succession(メディア王 ~華麗なる一族~)」は25部門にノミネートされて単独作品のノミネート数トップに立ち、「The White Lotus(ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル)」も20部門にノミネートされるなど好調でした。

一方、Netflixは前年の129部門からやや数を減らし、105部門にノミネートされました。中でも「イカゲーム」は14部門にノミネートされ、ドラマ作品賞にノミネートされた「初の英語以外の作品」にもなっています。

Huluも「マーダーズ・イン・ビルディング」が17部門に、「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」が14部門にノミネートされるなど好調で、2021年の2倍以上となる58部門にノミネートされました。

Apple TV+は前年の35部門から割合を大幅に伸ばし、52部門にノミネートされました。中でも、2021年のエミー賞でコメディシリーズ部門の作品賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞など合計11賞を受賞した「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」が引き続き好調で、2022年も20部門でノミネートされています。

一方、Disney+は2021年の71部門から大幅に数を減らし、34部門のノミネートにとどまりました。Amazonプライム・ビデオは2021年の20部門から数を伸ばし、30部門にノミネートという結果になりました。

情報元
https://news.livedoor.com/article/detail/22497716/